行きたい場所ができた！多分一生行かないけど
何かキッカケがないとなかなか旅行しない方。
頭の中ではいつも擬似旅行してるけど、現実は面倒の方が上回って、なかなか先にある楽しみにたどり着かない。
最近は特に海外は憧れも興味も消え、もう一生行かなくてもいいやくらいの位置付け。
そんな中で…
ブダペスト！！
世界陸上で時々映し出される世界遺産、綺麗な街、久々のトキメキです。
マラソン見てても、人居ないの？というくらい沿道が静か。
一番気持ちが上がったのが、セーチェーニ鎖橋の両側のライオン。
一気に異国の香りが心に押し寄せてきました。
行きたい！
けどきっと一生行かない！
けど、行きたい場所として心にあるだけで、充分豊かになるような感じ。
それくらいの距離感でちょうどいいかも。
国内だと、行こうと思えば今すぐでも行けるけど、どこに行けば良いのかわからないんですよね。
映画とかドラマとかCMとかで、時々一瞬「ここ！こういうとこ！」というイメージが現れるのですが、
だからってどこ行けば良いのかわからない。
たとえばかもめ食堂、パンとスープとネコ日和、ペンションメッツァとかの世界。
遠い世界のようだし、もしかして自分がいてる場所がそれなのかもしれないし。
今日は朝から計2時間ほど歩いたのですが、
さすがにこの暑さの中、歩いてる人は少なく、車だけが横を通りすぎていく。
用事済ませて、最後はがんばってペットボトルのお茶とカルピス原液を買ったのでエコバッグがずっしり重くなった。
公園を横切ると、いい風が吹いてたので、先客のおじいさんからちょっと距離を空けてベンチに座る。
日傘を差しながら、しばらく休憩。
リュックを降ろすと背中びっしょり。風が当たって気持ちいい。
カバンから益田ミリさんのエッセイを取り出す。
こういう何にも起きない日常を味わってる時に読みたい本ですね。
青い空の下、暑さで蚊もいないし、なんの邪魔も入らない時間。
そよそよそよと木々が揺れて。
この上なく気持ちよい場所。
家から徒歩15分。
旅行がまた遠のいて行った気がしました。
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