カナダはいつかまた戻れる場所という気がする

2024年2月2日自分のこと雑記

私にとって、カナダは親しみのある土地なんです。

 

はじめは学生時代の短期留学から始まり、なんとなくつながりがあるまま離れていたのですが

夫の仕事関係で機会があり、移住しました。

 

トロントは山が無いのでこんな感じ。

住んでたノースヨークエリアはアジア人が多く住む地域で、店を見ても道行く人を見ても違和感無く溶け込める、とても過ごしやすい場所です。

 

 

こんな絶景も意識しなければ慣れてしまうというのは本当で、はじめて見た時は感動したものですが、しばらくしたらどんな感激も薄れて行くのが世の常。

健康や幸せも、失わないと気付かないと言いますが、たしかに若い時は若さに気付かないし、元気な時は健康のすばらしさに気付かない。

 

気付かないこと自体は悪いことではないと思うんですよね。

目一杯、今あるものを利用して楽しんでいれば。

 

問題は、若いのに先の事ばかり考えていたり、元気なのにやりたいことをしなかったり。

 

たとえばお気に入りの服があって、大切にしまいすぎて似合う時期をすぎてしまった時。

ケチ精神で一番好きなものを我慢してちょっとだけ安い方を買って幸福感を得られなかった時。

その時々で輝くために必要なものだったのに、あとで手に入れても意味がないものなのに、その瞬間をないがしろにして後悔した経験を私自身、何度も繰り返してきました。

 

結局、今が明日や3年後や5年後を作るわけで、今を大切にする積み重ねが必要なんですよね。

 

カナダのすばらしい大自然が目の前にあるのに、日本に帰った後のことを考えてることに気づく。

いつか目の前から去っていくこの景色、いつか過ぎ去っていくこの景色だから、ちゃんと意識して楽しまないとなぁと思います。

 

 

今朝は、姉が昔、プレゼントしてくれたものでコーヒーを飲みました。

買ってくれた時、今思うと、お互い、若かった。

今なら「いらないよ、大丈夫」と遠慮したいくらい、あの時の姉は若くて、カップ一つでも頑張って買ってくれたんだと思う。

 

時間を何かにひっかけて、一瞬でも止められたら良いのに、1秒も止められない。

朝の至福の時間も、ずっと続いてほしいけど

それでも過ぎて欲しくない時間だけは無情に過ぎて行くから、大切にしよう。